Kαinを応援してくださっているみなさんへ。
5月2日の川崎クラブチッタワンマン後に発表されました通り、僕はKαinを脱退することになりました。
その後、6月1日&2日、そして今回の7月13日 のトークイベントと最後にみなさんと触れ合う機会を作っていただき、感謝しています。
これを期に自分はもう今後当分、ステージに立つことはないと思います。
具体的な理由ですが、長らく僕はアーティストとしてステージに立つことと、クリエイターとしての音楽制作の仕事や、裏方の仕事を両立させることを自分の目標として生きてきており、そのバランスを保ち共存させることが生き甲斐の一つとなっていました。
ところが、昨年のKαin活動休止後くらいから特に、音楽制作の方の仕事がとても忙しくなり、自分の人生の目標のひとつに近づいていけることは嬉しいのですがその反面、このままではバンドが活動を再開した際にはメンバーに迷惑をかけることになると危惧していました。
Kαinの活動再開が決まったあたりからは、本格的にスケジュールの両立が難しくなり、無理をしたせいか体調も何度も崩してしまい、そのせいでレコーディングが大幅に遅れることもありました。
Kαinのメンバー、特に幸也さんからは最後まで「出来る限りバンドの負担を減らせるよう、メンバーで協力するから大丈夫だよ」と何度も言っていただきましたが、自分自身、自分の個人的都合でメンバーの負担を増やすことは本意ではなく、自分のエゴのために今後ステージの上でも満足なパフォーマンスを出せなくなるであろうことも見えてきて、とても苦しみました。
ただ、自分勝手と思われるかもしれませんが、自分にとってクリエイターとしての自分の成功というのもどうしても捨てがたく、悩みに悩んだ結果、アーティストとして中途半端になるくらいなら、今はステージを降りて裏方に徹するべきとの考えに達し、幸也さんに相談させていただいた際にも、僕の個人的問題にも関わらず「一度しかない人生での大きなチャンスだから、今はそちらの仕事に専念した方がアキヒトの人生のためになるかもな。」と言っていただき、最終的にこの脱退の決断、そしてその後メンバーとも話し合った結果、Kαinの メンバーとしては2010年5月2日 の川崎クラブチッタワンマンで一旦ステージから降りさせていただくことを決めさせて頂きました。
今回のことでみなさんに一番誤解していただきたくないのは、決してアーティストとしての音楽性の違いなどの理由ではなく、ただ自分の人生の一身上の都合での脱退であり、現在も自分にとって「藤田幸也」というボーカリストは変わらず最高で大きな存在であるということです。
これまでにも幸也さんとバンドを結成し、脱退したメンバーの方は居られたと思いますが、僕自身はそういう方々とは根本的に理由が違うと思っています。
表現が難しく、また誤解されずに伝えるのは難しいのですが、僕にとってKαinと いうバンドは限りなくイコールで「藤田幸也」という存在であり、もちろん自分も含め、他のメンバーの音楽性や個性もありますが、それでも、自分にとってKαinと いうバンドをやっていた理由はボーカリストが「藤田幸也」であるからという一点に尽きると思います。
僕の考えではKαinと いうバンドはおそらくメンバー全員がそのような思いで集結している集合体であり、そこが一般的なバンドとは違うKαinな らではの特殊な魅力にも繋がっているとさえ思います。
その思いは今後も変わることはありませんし、自分の我侭で現在はメンバーとして共にステージに立つことは出来ませんが、様々な形で幸也さんとは今後も仕事をしていくと思っています。
今回の脱退は本当に自分の我侭で、ファンの皆さんやメンバーに大変申し訳なく思っています。
今後、ステージに立つことは正直考えておりませんが、Kranzeのレーベルの皆さんには裏方ながら可能な限り協力していこうと考えています。
これからはステージの下ですが、レーベルの仲間、協力者の一人として見守って頂けると嬉しいです。
Kαinでの3年間、今まで経験出来なかったようなことをたくさん経験させていただきました。応援してくださったファンの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
今後もKαinを よろしくお願いいたします。
2010年7月7日
藤原章
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